この時期のご質問は頭を悩ませます

除雪というよりは、踏み固めです。

週末よりチラチラと降り続け15cm程降ったでしょうか!

今日は朝から青空で気温も上昇しそうです。

 

ウインターシーズンも

初滑り期間~ハイシーズン~春スキー期間と3つくらいに期間が分かれるでしょうか。

 

そしてこの「春スキー」の期間には悩むところ満載のご質問が多くなります。

 

・・・・ 続きから

初滑り・ハイシーズンの期間は、ご質問が分かりやすい。

例えば、「リフト券の割引はお幾らになるんですか?」だったり、「川場スキー場で滑った後に伺う予定ですが、どの位かかりますか?その道すがらコンビニはありますか?」など、基本滑りたいやシーズンに4~5度とスキー場に訪れる方には前提となるものが、ちゃんとございますね!

 

しかし、桜の開花話がニュースで扱われる頃になると、ご質問の内容が一変します。

 

例えば「雪はどうですか?」なんて3方向からイキナリパンチが飛んでくる。

そして悩みます。このお客様の望んでいる答えが「何の・どの雪の事なのか!?」

 

この質問で多くのお客様が望んでいる回答は、「ハイシーズンは雪に不慣れな為に運転が心配なので雪解けが進んだこの時期ならば不安は少なくスキー場までいけるのではないか?」・・・で、それでも不安を解消したくて道路には雪があるのかのご確認!ではないかと思い、「場所によって雪はまだまだございます。日陰などにはまだ雪も残っている場所もございますし、気温が下がると凍結などもございますのでタイヤチェーンはお持ちください。」

 

などと、回答をするのですが「この回答」は、ご質問のお客様には的を得ていない回答だったりします。

 

どのように的を得ていないかというと「ではペンションの周りやスキー場には十分な雪があるということでいいんですね!」

などという「カウンター」を放ちます。

 

当方は、ここで「KO寸前まで脱力」・・・「そっちの雪だったか~~!」

 

でもここで闘争心を切らさずに立ち向かいます。なぜなら「もしかすると、このご質問をなさるお客様は雪遊びやスキー・スノーボードなどは習慣的にやることがなく雪山はテレビなどで知る情報のみだった場合、雪に関する前向きな勘違い」をする恐れがあるからです。

 

当方がお答えする「雪が十分ある」は、あくまで前年や同時期や他のスキー場に比べて、または春スキーを楽しむのに十分の「雪がある・ない」です。

 

お客様が持っている雪のイメージのある・ないとは異なります。

 

もし、お客様が持っている雪のイメージが1月・2月のハイシーズンのテレビの映像だった場合、当方の回答の「雪はありますよ」で、結果お越しいただいた場合に「それ」と違ったりもします。

 

「粉雪舞う中で、子供達と雪玉を投げあい、深雪のパウダースノーに飛び込む」という楽しそうな想像をもち、時間をかけてスキー場まで足を運んでもらうならば、この春スキーの時期の現実を伝えないと逆に申し訳ない(当方的には優しさなんですけれど・・・・)。

 

春スキーは春スキーの楽しみ方があります。

氷点下10℃など鼻水も凍りそうなハイシーズンとは異なり、春スキーはスキー・ボードなどをするには気温も高めですし、初心者でも始めやすい時期でもあります。

 

「粉雪舞う中で、子供達と雪玉を投げあい、深雪のパウダースノーに飛び込む」という状況は、春スキー時期でも稀に無いわけでは無いですがハイシーズンの専売特許(古)!

 

「雪どうですか~?」というご質問に、このように頭を悩ませております。

 

雪遊びは、その時期その時期に合った楽しみ方をしましょう。

誰もが思うことですが、自分が行ったときに最高の条件であって欲しいと・・・・

「Pカンのパウダースノー、前日の積雪は30cm!気温は程々の5℃。無風でゲレンデは空いている」というのは、ここに住んでいる当方でもシーズンあるかないかです。

 

楽しもうと思ってお越しいただいているのですから、日に日に変わる状況を受け入れて、お越しいただいた日をどう楽しむかという方向性で春スキーを計画していただきたい。

 

結果、楽しめることとなると思います。